究極の国産ジーンズと呼ばれるRESOLUTE(リゾルト)は、Denime(ドゥニーム)を創業者でもある林 芳亨氏がデザイナーを務めるブランドです。運営会社は、意外にも鉄鋼大手・日本製鉄グループの株式会社エスビープランニングという会社で、林氏は経営には関わらずデザインに集中しています。
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こだわっているのはメイド・イン・ジャパンで、生地は織布から染め、縫製、仕上げまで中国地方備後地区の職人が行っています。その手触りには、昔ながらの染色方法や旧式織機を採用し、熟練の技で生み出された毛羽立ちがあります。実はこの毛羽立ちこそ味のある色落ちを生み出す要素なのです。メンズデニムはその人が穿き込んで、その人の身体だけにじっくりなじんでいくのが醍醐味でもあります。膝や腰などから徐々に毛羽が取れていき、色が落ちていく様が独特で唯一無二の味わいと濃淡を生むのです。少なくとも1年は穿き続けなければ育たないと言われるのがジーパンですが、まさにその楽しさを提供してくれる逸品と言えるでしょう。
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デザイナーを務める林氏のブログによれば、「最初はもっさいパンツやけど、穿き込んだらええ色になる」とのこと。メーカーが余計な加工は施さないベーシックなデニムだからこそ、穿く人が最後のデザイナーとなれるのです。
RESOLUTE(リゾルト)のサイズ展開
RESOLUTE(リゾルト)は日本人の体型に合ったジーンズとしても有名で、サイズ展開の幅が広いです。
ウエスト26インチ〜40インチまであり、レングス(丈の長さ)も短めから長めまであります。誰もがベストフィットのウエストとレングスを見つけることができます。
注意が必要なのが、他のジーンズブランドと比べお尻の部分が小さい作りになっています。
著者は、普段別ブランドのジーンズは30インチ位を履いているのですが、RESOLUTE(リゾルト)のジーンズの30インチではボタンが閉まりません。
著者の場合、RESOLUTE(リゾルト)は712モデルの32インチで、手の平がウエストに入りジャストフィットです。
上記のことから普段のサイズより1〜2インチ大きいサイズを選ぶことを推奨します。
また、林氏はベルトなしでの着用を勧めており、林氏曰く「ジャストフィットのジーンズにはベルトはいらない」と述べてるため、ジャストフィットでRESOLUTE(リゾルト)のジーンズを履くのをおすすめします。
RESOLUTE(リゾルト)のカラーバリエーション
RESOLUTE(リゾルト)はインディゴのリジット(生デニム)またはワンウォッシュ(糊落とし済)だけの取り扱いです。
ヴィンテージや色落ち加工をしないところにもこだわりを強く感じます。
限定で2015年にで発売された、ホワイトデニムの710がありますが、限定品なので現在は市場には出回っていません。
RESOLUTE(リゾルト)のパッチ
通常、ジーンズの腰あたりにパッチがあります。RESOLUTE(リゾルト)もも紙製のパッチが付いていますが、切り取り線がある珍しいタイプです。切り取る方にもサイズとレングスの表記があります。
パッチを切り取るか迷うかもしれませんが、パッチは切り取って履きましょう。その方がジーンズにシャツインした際にスッキリした印象になります。
RESOLUTE(リゾルト)のジーンズの4つのシルエットやモデル
RESOLUTE(リゾルト)の大きな特徴の一つが、4つのモデルしか出していないことです。理由は穿く人が何年経っても手に入る理想の定番にしたいからとのこと。ファンは同じモデルを何本も所有し、それぞれ違う色落ちに育てています。
それではそれぞれのモデルをご紹介しましょう。
- RESOLUTE(リゾルト)710
- RESOLUTE(リゾルト)711
- RESOLUTE(リゾルト)712
- RESOLUTE(リゾルト)713
RESOLUTE(リゾルト)710
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こちらが一番のベーシックモデルです。シルエットは細身のストレートで非常に美しく、コーデを選ばないオススメのジーンズです。もし初めてRESOLUTE(リゾルト)を購入するなら、こちらからはじめると良いでしょう。これぞジーパンといった王道です。
RESOLUTE(リゾルト)711
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1954年のLevi’s(リーバイス)501XXをモデルに作られていて、オフセットベルトループや革パッチが特徴です。RESOLUTE (リゾルト)710に比べて太めのシルエットですが、太いと言ってもストレートなのでダボ感はありません。きれいなシルエットでオールマイティなので、細すぎるのはちょっと避けたいなら試してみると良いでしょう。いかにもメンズらしいストレートジーンズです。
RESOLUTE(リゾルト)712
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股上がやや浅いローライズなモデルで、膝から下にテーパードがかかっています。Levi’s(リーバイス)505をモデルに作られています。RESOLUTE(リゾルト)の持ち味である毛羽立ちをあえて取るためあらかじめ毛焼きしているのが大きな特徴です。これによって他のモデルに比べ上品に仕上がってます。また、防縮加工(サンフォライズド)が施されているため、より上品にきれいなシルエットで穿きたい人にオススメです。フロントがボタンでなくジッパーになっているのも特徴でしょう。
RESOLUTE(リゾルト)713
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こちらはRESOLUTE(リゾルト)710のローライズ版と言えるモデルです。全体的なシルエットはRESOLUTE(リゾルト)710が好きだけれど、ウエストレングスがありすぎという場合にオススメです。全体的に足長効果があり、メンズのみならずレディースにも人気が高いモデルです。
RESOLUTE(リゾルト)のパンツアイテム
前述の通り、RESOLUTE(リゾルト)のラインナップはジーパン4モデルのみなので、ほかにパンツアイテムなどはありません。もしあればかなりカッコいいと思いますが、そこがストイックな魅力ですから致し方ないですね。
東京都内のRESOLUTE(リゾルト)取り扱い店一覧
RESOLUTE(リゾルト)は日本全国に取り扱い店がありますので、公式サイトから最寄りのショップを探していくのがオススメです。
また、初めてRESOLUTE(リゾルト)を購入する人は、ショップで行われているRESOLUTE(リゾルト)フェアを狙うのも良いでしょう。フェア開催期間中にRESOLUTE(リゾルト)を購入すると、非売品のRESOLUTE(リゾルト)グッズやステッカーをもらえるという嬉しい特典つきです。また、期間限定でデザイナーの林氏本人が直接フィッティングしてくれる、フィッティングデーも開催されます。林氏はジャストサイズにこだわっているので、ボタンを閉めるのも大変なくらいのサイズを選んでくれるようです。履いていたらどんどん伸びて来るのがデニムだから、それが正解とのこと。林氏にフィッティングしてもらったRESOLUTE(リゾルト)を購入すると、林氏がサインを入れてくれるそうです。いつどこで開催されるか、公式サイトをチェックですね。
東京にある取り扱い店は以下の通りです。
STYLE WORKS GINZA
東京都中央区銀座7-3-7 1F
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アメリカ屋 上野店
東京都台東区上野6-10-3
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float GALLERY
東京都渋谷区恵比寿西1-36-6
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ZABOU TOKYO
東京都渋谷区神南1-5-2 川村ビル2F
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ベアーズ
東京都世田谷区北沢2-9-3 下北沢Kビル101
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azabu tailor SQUARE 二子玉川店
東京都世田谷区玉川3-11-7 T’s SQUARE B1F
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ACROSS THE VINTAGE自由が丘
東京都目黒区自由が丘2-16-22 陽輪台自由が丘1F
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オーティー・アンド・エモーショナル吉祥寺店
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-6-27 吉祥寺Gビル1F
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River
東京都調布市緑ヶ丘2-59-11 グリーンヒルズ1F
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CRAFT AMERICAN CLOTHING
東京都町田市原町田5-5-27
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まとめ
RESOLUTE(リゾルト)は、デザイナーの林 芳亨氏が国産デニムにこだわって立ち上げたジーパンのブランドです。林氏はDenime(ドゥニーム)の創業者でもあります。ラインナップは4モデルしか置かないというこだわりのブランド。穿くほどに、唯一無二の色落ちと味わいを醸し出す、美しいシルエットが特徴のジーンズを提供しています。
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