国産ジーンズのポジショニングマップとは
1960年代後半にアメリカの古着の模倣から始まっている国産ジーンズ。
現在は、国産ジーンズブランドは100近くあると言われており、世界的にもジャパンジーンズや岡山デニムとして有名です。
岡山デニムや国産ジーンズは、セレクトショップやアメカジ屋やネットショップで様々なブランドを見ることができ、インターネットで検索をすると情報が多く収集できます。
しかし多くのブランドがある中、自分にはどのジーンズブランドが合うか見つけるのは大変です。
そこで今回は世界的に定評のある国産ジーンズを人気上位30社に程度に絞り、価格とスタイルの2軸上で下記のポジショニングマップを作成しましたので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
縦軸はそのブランドの中で一番安いメンズのセルビッジ(赤耳)ジーンズの価格(エントリープライス)を表しています。
横軸のスタイルは様々な項目を数値化し、左に行くほどきれいめ、右に行くほどはゴリゴリのアメカジなジーンズになります。
このジーンズマトリックスをカテゴリーで分けると6つのブランド軍に分けられます。
カテゴリー別にブランドを見ていきましょう。
国産ジーンズ ポジショニングマップ ブランド一覧
- ANATOMICA(アナトミカ)
- BIG JOHN(ビッグジョン)
- BLUE BLUE(ブルーブルー)
- BONCOURA(ボンクラ)
- Burgus Plus(バーガスプラス)
- DENIME(ドゥニーム)
- EVISU(エヴィスジーンズ)
- The Flat Head (フラットヘッド)
- F.O.B Factory(FOBファクトリー)
- FULLCOUNT(フルカウント)
- IRON HEART(アイアンハート)
- JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)
- KATO`(カトー)
- KOJIMA GENES(児島ジーンズ)
- KURO(クロ)
- MOMOTARO JEANS(桃太郎ジーンズ)
- Oni Denim(鬼デニム)
- orSlow(オアスロウ)
- Pherrow’s(フェローズ)
- pure blue japan(ピュアブルージャパン)
- RESOLUTE(リゾルト)
- SAMURAI JEANS(サムライジーンズ)
- STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)
- Sugar Cane(シュガーケーン)
- Tanuki(タヌキ)
- TCB jeans(TCBジーンズ)
- The Real McCoy’s(ザ・リアルマッコイズ)
- WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)
- WESTOVERALLS(ウエストオーバーオールズ)
- WORKERS(ワーカーズ)
スタンダード
価格のスタイルも一般的なジーンズブランドのグループ。
初心者の方やいろいろなコーディネートをしたい方におすすめです。
ジーンズブランドの詳細は下記の通りです。
BIG JOHN(ビッグジョン)
BIG JOHN(ビッグジョン)は、1940年に尾崎小太郎氏によって岡山倉敷市児島にてマルオ被服として創業。
マルオ被服は、1958年にジーンズの輸入ならびに受託生産を開始し、1967年に日本で最初の国内ジーンズブランドのBIG JOHN(ビッグジョン)を発表しました。
その後長い年月の間、大衆向けのカジュアルジーンズとして学生から社会人まで愛用者が多数います。
画像:bigjohn.co.jp
BIG JOHN(ビッグジョン)のM103J (001) BUCKAROOが最安値で15,000円(税抜)です。ジーンズの名前のBUCKAROO(バッカルー)とはカウボーイのことで、シンチバック等のその当時のヴィンテージディテールを活かしながら、シルエットは現代的なリラックスしたストレートです。無骨なセルビッチデニムを使用したシンプルなジーンズです。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)は岡山倉敷市児島に拠点があります。
生地は生地屋から買い、縫製は委託工場で行うのが一般的ですが、生地の生産からジーンズの縫製まで一貫して自社で行う日本唯一のジーンズブランドです。
元々はデニム製品の企画や藍染めを行う会社でしたが、デニム生地に絶対の自信があることからデニムや藍の青をとりJAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)と名付けました。
製品は欧米に向けてのシルエット開発から始まり、兄弟ブランドには桃太郎ジーンズがあります。
JAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)の魅力はなんと言っても一貫生産だから実現できるコストパフォーマンスの良さです。
質の良いジーンズがリーズナブルに購入できるとあって、常に人気ランキング上位に入るブランドと言えます。
7つの豊富なシルエットからから納得の1本を見つけ出すことができます。
プレップ / 12.5oz ストレッチセルヴィッチがJAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)の最安のセルビッチジーンズで、価格は12,000円(税抜)です。
デニム生地はJAPAN BLUE JEANS(ジャパンブルージーンズ)のオリジナルで、「いい色落ち」する12.5ozの軽めのストレッチデニム生地。
シルエットは股上が深く太ももから膝はタイトで裾に向かって強く絞った細身のテーパードシルエット。
赤耳(セルビッチ)ジーンズながらストレッチを効かせた生地は現代風で、価格も最安クラスなので初心者の方にはおすすめです。
pure blue japan(ピュアブルージャパン)
海外でも人気のある岡山デニムのブランド、pure blue japan(ピュアブルージャパン)。
1997年に岡山県倉敷市児島で設立した正藍屋(ショウアイヤ)のブランドです。
美しい青に強いこだわりを持つジーンズメーカーです。展開する全ての商品は純日本産です。先染めにはロープ染色を採用し、オリジナルの生地で質感にも独特の風合いを出す点が魅力です。
ピュアブルージャパン(pure blue japan)は世界25か国前後のセレクトショップに入っていますが、日本国内では卸売りはあまりしていません。
社長兼デザイナーの岩谷健一氏が信頼するオーナーが営む店舗数件のみにしか卸していません。
シルエットはレギュラーストレーで、ピュアブルージャパン(pure blue japan)のジーンズの中でも最もワタリがゆったりしており、緩やかにテーパードの掛かってます。しかしpure blue japanのジーンズは普通より細身なので、普段より1~2インチあげても問題ありません。
オリジナルデニム生地は14ozで、よくあるのは赤耳ですがこれは青の耳という少し珍しい配色のセルビッチデニムです。糸の形状や独自の織り方により強いザラつきが生まれ、機屋の職人さんもその出来栄えには絶対的自信を持っているほど。穿き込むことで点落ちが随所に出現し、独特の色落ちになります。
シルエットは綺麗めですが生地にザラ感があるので、カジュアルや綺麗めのアメカジスタイルにおすすめです。
アメカジ – 低価格帯
ゴリゴリ感のあるがお手頃なジーンズブランドのグループ。
かなり安い価格もあるので最初の1本におすすめです。
ジーンズブランドの詳細は下記の通りです。
Burgus Plus(バーガスプラス)
Burgus Plus(バーガスプラス)は上野のアメカジ屋の老舗HINOYA(ヒノヤ)のオリジナルブランドで1997年に発売。
「BURGUS」とは中世ラテン語に於ける「城砦・城塞」を意味です。
細部に渡るこだわりと高品質な商品を作り上げ、人々に愛されるブランドとなる事を願い、ブランドを一国の城に見立てて命名。更なる進化を目指すためにPLUSを合わせ、Burgus lus(バーガスプラス)とした事に由来します。
770 Standard Selvedge DenimがBurgus Plus(バーガスプラス)が最安のセルビッチジーンズで、価格は13,800円(税抜)です。
15ozの厚手のセルビッチデニムを使用し、防縮・ねじれを防ぐサンフォライズ加工をあえて施さず、ビンテージデニム本来の雰囲気に仕上がってます。シルエットはやや細身のストレートで、ワンウォッシュしてあるのでサイズ選びはぴったりで大丈夫です。
バックポケットのスティッチが特徴的すぎる印象はありますが、15ozのしっかりしたヘビーオンスデニムが一万円台前半はかなりのコスパの良さです。
F.O.B Factory(FOBファクトリー)
F.O.B Factory(FOBファクトリー)は株式会社スタジオ・エクリュが手掛けるファクトリーブランドとして1995年に立ち上がりました。
スタジオ・エクリュはOEMで数々のブランドのジーンズを作っているので、確かな技術があります。
職人の加工技術による風合いを大切に1点、1点丁寧に作られる商品は派手さはないが、上質な生地が持つ雰囲気、また確かな縫製が生み出す安心大量生産とは違う味わいのある商品が特徴です。
F1139がF.O.B Factory(FOBファクトリー)の一番安いセルビッチジーンズで、13,000円(税抜)とF.O.B Factory(FOBファクトリー)らしいコスパのいいジーンズです。
デニム生地は12.5oz。シルエットはベーシックなストレートで王道のデニム5Pです。
しかし見た目はクラシックな赤耳(セルビッチ)ジーンズながらストレッチを効かせた生地は現代風で、初心者の方や硬いデニムが嫌いな方にはおすすめです。
KOJIMA GENES(児島ジーンズ)
岡山県児島の遺伝子(genes)を受け継ぎ、いまに伝える国産デニムブランドKOJIMA GENES(児島ジーンズ)。
1996年4月に株式会社フックとして川染秀光氏によって設立。
「児島人」の職人魂にリスペクトを込めて、古き良き時代から続くヴィンテージジーンズやワークウェアを中心に、国内生産にこだわり、高品質なアイテムを生産しています。
RNB102がKOJIMA GENES(児島ジーンズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格はなんと10,000円(税抜)です。
安さの秘密は、生地を大量購入・縫製はまとめて大量生産・自社工場から店舗へ直売など、あらゆるところでされているコストカットです。高い品質を維持しながら低価格が実現されているセルビッチジーンズです。
より多くの人にKOJIMA GENES(児島ジーンズ)の良さを知ってもらいたいと思いから生まれた、今回紹介する中で最安値のセルビッチジーンズです。
初心者の方、色々な選択方法や色落とし方法を試したい方におすすめです。
画像:eshop.kojima-genes.com
Pherrow’s(フェローズ)
ザ・リアルマッコイズ設立メンバーのひとり志村昌洋が、1991年にPherrow’s(フェローズ)を設立。
”Lucky Pherrow”という架空の人物を想定し、彼のライフスタイルを提案するというコンセプトにし、「流行に左右されないモノ創り」、「10年、20年後にヴィンテージと呼ばれるモノ創り」をテーマとしたアメカジブランドです。
原宿町田にあるスマートクロージングストアはフェローズ(Pherrow’s)の店舗。高円寺にあるアンドフェブはグループ企業。
441swはPherrow’s(フェローズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は13,800円(税抜)です。
Pherrow’s(フェローズ)のジーンズの中で最も細身のテーパードの効いたスリムフィット。
デニム生地は13.5ozで、よくあるのは赤耳ですがこれはイエローの耳という珍しい配色のセルビッチデニムです。
ワンウォッシュした後に改めて糊をかけるスターチドウォッシュという洗い加工がされています。ノンウォッシュデニムのコシとワンウォッシュデニムの履きやすさを両立した、これも珍しい加工です。
ブーツやネルシャツ、ジージャン等のコーディネートに最適なので、ゴリゴリのアメカジスタイルにおすすめです。
アメカジ – 中価格帯
ザ・ジャパンジーンズや岡山デニムが多いグループ。
価格は中間的なので2本目からのジーンズにおすすめです。
ジーンズブランドの詳細は下記の通りです。
DENIME(ドゥニーム)
画像:instagram.com
Denime(ドゥニーム)は、1988年に大阪で林芳亨氏により現在では入手の難しい50~70年代のジーンズの名品の数々を元に、その時代の空気を出来るだけ忠実なレプリカジーンズを作ることから始まりました。
その後Denime(ドゥニーム)の経営権はNYLONやオリゾンティに渡り、2009年から現在は古着屋チェーンのWEGOによって運営されています。
初代社長兼デザイナーの林芳亨氏はDenime(ドゥニーム)を去り、自身の新ブランドであるResolute(リゾルト)を立ち上げました。
RESOLUTE(リゾルト)林 芳亨氏
画像:info.cinqessentiel.com
66 TYPEがDENIME(ドゥニーム)の一番安いセルビッチジーンズです。
Levi’s(リーバイス)501の1966年モデルがモチーフですが、シルエットは細めのテーパードシルエットで現代よりです。
生地は旧式のシャトル織機を使用し糸のテンションを調節したザラ感を出した赤耳(セルビッチ)付き14ozのデニム生地を使用しています。Denime(ドゥニーム)のジーンズは余計な装飾がない事や、様々なシルエットが選べる事もあって、レプリカジーンズの最初の一本におすすめです。
EVISU(エヴィスジーンズ)
EVISU(エヴィスジーンズ)は1991年に大阪で山根英彦氏によって始まりました。山根氏が釣り好きの理由から現在は琵琶湖のある滋賀県に本社を置いています。
OSAKA5(大阪ファイブ) の一角。EVISU(エヴィスジーンズ)の特徴はなんと言ってもカモメマークと呼ばれるペンキステッチです。最近ではあのマークは特にアジア人に人気ですが、日本では90年代前半から半ば、空前のEVISU(エヴィスジーンズ)ブームが派生しました。色落ちにも独特のものがあり、その深く染まったデニムは緑っぽく色落ちしていきます。
海外でEVISU(エヴィスジーンズ)はかなり浸透していますが、日本以外での販売権は欧州の現地企業にライセンス供与し、その企業がライセンス生産しています。
Lot.2000(No.2/赤耳)レギュラーストレートフィットがEVISU(エヴィスジーンズ)の一番安いセルビッチジーンズで、価格は21,000円(税抜)です。
太過ぎず細過ぎないシルエットは、時代に左右されず穿けるレギュラーストレートフィットです。少し赤味のあるインディゴブルー14ozの赤耳(セルビッチ)デニムを使用。
後ろポケットにある手描きでカモメマークは、赤と黒は無料でそのほか数色を有料で選べます。ペイントなしもできます。
The Flat Head (フラットヘッド)
小林昌良氏が1993年にビンテージウエアを扱うデザートヒルズマーケットというショップをオープンし、そのオリジナルブランドとしてThe Flat Head (フラットヘッド)が誕生。
画像:orm-web.net
国内で数多くの自社店舗を運営し、卸も国内国外に手広くしています。2019年民事再生法の適用し、創業者の小林氏は顧問としてThe Flat Head (フラットヘッド)に残っています。
FN-3009がThe Flat Head (フラットヘッド)の一番安いセルビッチジーンズで、価格は27,800円(税抜)です。
The Flat Head (フラットヘッド)のジーンズ独特な縦落ちを生み出すオリジナルデニム生地(14.5oz)を使用。股上がやや浅いゆるやかなテーパードストレートで、スッキリと穿けるシルエットです。
足元にボリュームが出にくくオーバーサイズでもスッキリ見えるので、大きめに履きたい方に特におすすめです。
IRON HEART(アイアンハート)
IRON HEART(アイアンハート)は、ゴリゴリなバイク乗りの為のハードなアイテムを2009年から展開しています。
古くて新しい、ゴツくて強靱、いつの時代にも左右されることのない質実剛健をテーマ。
IRON HEART(アイアンハート)のデザイナーの原木真一氏が広島県出身。東京の大学に入学するも、ファッション業界を志すべく中退し服飾系の専門学校へ。
IRON HEART(アイアンハート)のヘビーオンスデニムは世界で有名で、NYやカリフォルニアではセレクトショップなのに店の半分はIRON HEART(アイアンハート)といった店もあります。
634S-14がIRON HEART(アイアンハート)の最安のセルビッチジーンズで、価格は22,000円(税抜)です。
14ozのセルビッチデニム生地を使用し、IRON HEART(アイアンハート)らしい無骨なデニムです。
シルエットはストレートで、ワンウォッシュしてあるのでサイズ選びはぴったりで大丈夫です。
無骨なデザインはアメカジやバイカースタイルにおすすめです。
MOMOTARO JEANS(桃太郎ジーンズ)
岡山と言えばジーンズですが、桃太郎の舞台としても有名です。ジーンズと桃太郎という2つの名物を掛け合わせてブランド名にしたのが桃太郎ジーンズ(MOMOTARO JEANS)です。
桃太郎ジーンズはジャパンブルージーンズ(JAPAN BLUE JEANS)と同じ会社が手掛けていて、2006年に誕生しました。
普遍的な上質な洋服づくりを行っており、縫製は信頼できる日本の工場で行われているので、技術的にも優れた洋服を作り続けています。
直営店も多くあり、海外でも先進国や発展途上国でセレクトされ、岡山デニムを印象つけるブランドです。
銅丹10オンス・スリムテーパードがMOMOTARO JEANS(桃太郎ジーンズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は16,000円(税抜)です。
シルエットはもも周りはゆったり目で膝下から強くテーパードをかけたリラックスしたスリムテーパードです。股上が深めです。
生地は高級と言われているジンバブエコットンを使用した10ozのセルビッチデニムです。生地が薄めなので、柔らかめのジーンズが好きな方にはおすすめです。
MOMOTARO JEANS(桃太郎ジーンズ)らしいリベットやタグはありますが、バックポケットの出陣ラインはないジーンズなので、出陣ラインが欲しい方には注意が必要です。
Oni Denim(鬼デニム)
Oni Denim(鬼デニム)は謎に包まれたジーンズブランドです。
立ち上げた人間はB.S氏とされており、日本で1番最初にジーンズというものを持ち込んで作ったとされる大石貿易の大石哲夫氏の下で働き、その後独立。2003年にOni Denim(鬼デニム)を立ち上げました。
雑誌等やメディアには露出せず、口コミで広がり、国外にもファンを作ってます。
20oz 鬼シークレット「575ZR」はOni Denim(鬼デニム)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は20,000円(税抜)です。
シルエットはセミタイトストレートでテーパードのかかりは少なめな昔ながらの武骨なスタイル。
オリジナルデニム生地は、多くの丸秘テクニックを駆使して作成された鬼デニムの「鬼秘」というデニム。まるで色はデッドストックの状態で発見されたかのようなグリーンがかったインディゴで、何十年も経年変化したような雰囲気です。
20オンスというヘビーオンスデニム、強烈なザラ付き、ネップ感、武骨なシルエットは、これぞ鬼デニムって感じのジーンズです。ゴリゴリのアメカジやバイカーの方におすすめです。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)
OSAKA5(大阪ファイブ) の一角、STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)はフランスで修業を積んでいたデザイナー田垣繁晴氏によって1979年に創業しました。
田垣氏は大阪のアメリカ村に○△×(マルサンカクペケ)〜M’ARIJUAN(マリジュアン)〜というセレクトショップをオープンさせ、そしてオリジナルブランドとしてSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)を発足させました。
ブランド名のSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)はフランス語で「職人工房」を意味してます。田垣氏は、生産効率が悪く姿を消しつつあった旧式の力織機を再稼働させ、1950年代のアメリカのジーンズのレプリカを完成させました。初のビンテージレプリカブランドとして、発足から40年以上にわたりコアなジーンズファンがついています。
本社は大阪ですが、工場はジーンズの生産地で有名な岡山県児島市にあります。
腰のパッチは豚がデニムをひっぱるユニークなデザインで、後ろポケットのステッチは真ん中で小さな円を描いた波模様が特徴のデニムブランドです。
現在は、ジーンズの洗い加工大手の株式会社晃立(岡山県倉敷市児島)のグループ会社となり藤川由典社長が率いています。
SD-503 12OZ タイトストレートはSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は16,800円(税抜)です。
シルエットはタイトストレートで細身です。
デニム生地は12ozの軽め(薄め)で、赤耳がついてるセルビッチデニムです。年間通して履けるデニム生地の厚さです。
いい意味での昭和感があるので、アメカジスタイルや中年層におすすめです。
Sugar Cane(シュガーケーン)
GHQによる財閥解体によって新しく誕生した会社のひとつ、繊維商社の港商商会から流れを組む東洋エンタープライズのブランド、SUGAR CANE(シュガーケーン)。
東洋エンタープライズは当初は米軍向けの衣料製造と共に国内への米軍サープラスの流通窓口としての展開も行い、ベトナム戦争が1975年に終結すると完全な国内向けの衣料メーカーへと転身。
その際、米軍基地に駐屯していた将校によってSugar Cane(シュガーケーン)と名付けられました。
Sugar Cane(シュガーケーン)の誕生は日本でありながら、米軍基地を相手に育っただけにその精神も物作りのノウハウもアメリカ仕込みです。
Lot No. SC41947 / 14.25oz. DENIM 1947 MODELはSugar Cane(シュガーケーン)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は14,800円(税抜)です。
またSugar Cane(シュガーケーン)の代表作とも言われ、1940年代後半のヴィンテージデニムを細部にわたり忠実再現してます。
シルエットはレギュラーストレートで、形が細くもない太くもないスタンダードな形です。
デニム生地は14.25ozの厚めで、赤耳がついてるセルビッチデニムです。
レプリカ(レプロ)ジーンズなので、アメカジやヘリテージスタイルにおすすめです。
Tanuki(タヌキ)
謎の岡山デニムブランドTanuki(タヌキ)。
Tanuki(タヌキ)のデザイナーの詳細は公表されておらず、パリ、岡山、アジア圏と世界中に点在するデザインチームがいる模様。
世界とつながり伝統を続けていくこと、過去を抱いて未来に向かうこと、アートに命を注ぎ続けることをコンセプトに、岡山デニムを世界に向けて提案しています。
ジーンズのクオリティー、生地のザラザラした特徴、正体を明かさないブランディングなど、Oni Denim(鬼デニム)と似ている点があり、この2ブランドは深く関係があるのではと噂されています。
実際にTanuki(タヌキ)とOni Denim(鬼デニム)はコラボジーンズを作っています。
RR 15oz “Retro” Regular Straight JeansはTanuki(タヌキ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は24,000円(税抜)です。
シルエットは、股上が深くももから裾にかけてまっすぐなストレート。一般的なレギュラーストレートよりか細い作りです。
ジーンズの生地は、約30年前に日本市場で人気だったデニム生地をTanuki(タヌキ)がオリジナルで復活させたものを使用。15ozのヘビーオンスのセルビッチデニムです。色が特徴的で、黒と青の間の絶妙な真っ黒な青色です。
平均的なシルエットなのでどんなコーディネートにも合わせやすいジーンズです。
TCB jeans(TCBジーンズ)
TCB jeans(TCBジーンズ)はTCB株式会社という下請けジーンズ工場のオリジナルブランド。
TCBの意味はTaking Care of Business「自分のやるべきことをやる」が由来です。
ブランドを立ち上げる時に代表の井上一氏が猫を2匹飼っていたことからTCB jeans(TCBジーンズ)は猫のロゴです。
1880~1960年代の古き良きアメリカのデニムをサンプリングし、現代の日常服としても魅力的に着てもらえるデニムスタイルを提案し、「自分たちが本当に作りたい商品だけを作るブランド」というコンセプトにしています。
TCB Slim50’sはTCB jeans(TCBジーンズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は16,759円(税抜)です。
シルエットは細身のスリムです。
デニム生地は13.5ozで、赤耳がついてるセルビッチデニムです。
細身でスタンダードなジーンズなので、きれい目もアメカジスタイルも合います
WORKERS(ワーカーズ)
WORKERSは岡山県を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアのメーカーです。
クオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めています。
ヴィンテージや古着などを収集、解体・研究し、機能や作りを理解・分析し、現代の洋服に落とし込んでいるWORKERS(ワーカーズ)のジーンズは、コストパフォーマンスからは考えられないほどのクオリティーです。
Lot 802 Slim Tapered JeansはWORKERS(ワーカーズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は18,000円(税抜)です。
シルエットはすっきりしたスリムテーパードです。
オリジナルデニム生地は13.75ozで普通の厚さ、赤耳がついてるセルビッチデニムです。洗うとねじれが大きく出ます。
かなりベーシックな作りなので、オフィスカジュアルなどのキレイ目からアメカジまで様々なコーデに合わせやすいです。
WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)
WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)はOSAKA5(大阪ファイブ) の一角で
、その中ではもっとも遅く、1995年に立ち上げられました。
創業者の塩谷兄弟もEVISU(エヴィスジーンズ)から独立しました。いずれもデニムが好きで、1930年代にアメリカで流行ったストレートジーンズを好んで着ていました。
WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)の主力商品となったのもやはりストレートジーンズです。加工には定評のあるブランドです。
Lot 800XX(STANDARD) ONE WASHはWAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は20,000円(税抜)です。
シルエットは少し細身のストレートです。
デニム生地は14.5ozで少し厚め、珍しい黄色い耳がついてるセルビッチデニムです。異番手による縫製によって50年代のヴィンテージデニムを再現してあります。
ストレートシルエットなのでアメカジやバイカーや古着スタイルにおすすめです。
アメカジ – 高価格帯
本格的でこだわりが強いジーンズブランドのグループ。
泥臭いので本格的なアメカジファッションやバイカーファッションにおすすめ。
ジーンズブランドの詳細は下記の通りです。
FULLCOUNT(フルカウント)
FULLCOUNT (フルカウント)は、「理想のジーンズを再現するために人生を賭けてきた」と自負する辻田幹晴氏が立ち上げたブランドです。
辻田氏は近畿大学中退後、大阪の古着店Lapine(ラ・ピーヌ)に勤務。そこの店長は後のEVISUジーンズ(エヴィスジーンズ)の創業者山根英彦氏でした。
1991年に山根氏がEVISUジーンズ(エヴィスジーンズ)を設立する際に辻田氏も立ち上げに参画。当時のEVISUジーンズ(エヴィスジーンズ)には、WAREHOUSE & CO.(ウエアハウス)の創業者塩谷兄弟も在籍していました。
その後1992年に自身のブランドFULLCOUNT (フルカウント)を創設。寝るまで脱ぎたくないジーンズというコンセプトにこだわり、上質綿として知られるジンバブエコットンを採用した心地良いデニム生地を使用したジーンズを生み出しています。
一見無骨でありながら繊細な素材と考え抜かれたシルエットは、一度穿けば脱ぎたくなくなるメンズデニムを実現しています。また、FULLCOUNT (フルカウント)はローリング・ストーンズのキース・リチャーズの衣装や、ポール・スミス、ルシアン・ペラフィネといった著名ブランドのデニムを数多く手掛けてきてます。
LOOSE STRAIGHT HEAVY OZがFULLCOUNT (フルカウント)はの一番安いセルビッチジーンズで、価格は22,800円(税抜)です。FULLCOUNT(フルカウント)の定番として長年人気の一本です。
15.5ozのデニム生地でヘビーオンスです。履き込むことでアタリがシッカリと出ます。
シルエットはルーズストレートで太めなので、ジーンズを大きめに履きたい方におすすめです。
特濃インディゴで染色されていて、FULLCOUNTらしいゴリゴリなアメカジな雰囲気のジーンズです。
SAMURAI JEANS(サムライジーンズ)
1998年に大阪で誕生したSAMURAI JEANS(サムライジーンズ)。
野上徹氏が率いて、「ジーンズは作り手、穿き手のこだわりが一致しないと商品価値が無い」をコンセプトに、職人系のジーンズを展開してます。
特にヘビーオンスのジーンズは国内外で非常に高い評価を得ています。
GA0510LXXII 芸者ジーンズストレートはSAMURAI JEANS(サムライジーンズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は22,800円(税抜)です。
シルエットはタイトストレートでSAMURAI JEANS(サムライジーンズ)の中ではローライズのモデルです。
オリジナルデニム生地は16ozで、赤耳がついてるセルビッチデニムです。硬い糸を弱テンションで織ることにより強いザラつきがあります。
ゴリゴリのアメカジやバイカースタイルにおすすめです。
The Real McCoy’s(ザ・リアルマッコイズ)
The Real McCoy’s(ザ・リアルマッコイズ)はアメカジのスタンダードアイテムにこだわり、素材や縫製方法まで追求した上質なミリタリーウェアやワークウェアを提供するブランドです。
現在はミリタリーラインのThe Real McCoy’s(ザ・リアルマッコイズ)とワークラインのJoe McCoy(ジョーマッコイ)、ライダースラインのBuco(ブコ)で展開されています。
岡本博氏が1988年にThe Real McCoy’s(ザ・リアルマッコイズ)を立ち上げ、Pherrow’s(フェローズ)代表の志村昌洋氏も当時メンバーとして在籍していました。
2001年に一度倒産し、その後は辻本仁史氏が率いています。
REAL McCOY’S Lot.001XXはThe Real McCoy’s(ザ・リアルマッコイズ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は32,000円(税抜)です。
ジーンズ黄金期を再現したジーンズで、シルエットはその時のやや太目のストレートを再現。
デニム生地は14ozで、端番手と呼ばれる太さが不均一な糸を使用し、経糸をゆるいテンションで織ったことによってヴィンテージデニムの不均一な生地を再現してあります。それによって色落ちもヴィンテージと同様のものが得られるようになっています。
レプリカ(レプロ)ジーンズなので、アメカジやヘリテージやバイカースタイルにおすすめです。ブーツにもよく合います。
スタイリッシュ – 中価格帯
細身だったり普通と違うシルエットや裁断のジーンズがあるグループ。
少し変化をつけたかったり、独特なものが気になる方におすすめです。
ジーンズブランドの詳細は下記の通りです。
BLUE BLUE (ブルーブルー)
BLUE BLUE(ブルーブルー)は80年代にHOLLYWOOD RANCH MARKETを手掛けてる聖林公司によって立ち上げられました。
ブルー(INDIGO)をベースにした モノ作りをしています。
画像:hrm-eshop.com
セルビッチデニム ハイライズドジーンズははBLUE BLUE(ブルーブルー)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は18,000円(税抜)です。
シルエットは程よいテーパードにハイウエストのデザインで、ウエストからヒップのラインがきれいです。
オリジナルデニム生地は赤耳付きで、ヴィンテージを思わせる味わい深いムラがあります。
ハイウエストなので、シャツインするコーデに向いています。
KURO(クロ)
KURO(クロ)は、陰湿・孤独・神秘・威厳・強さを表し、さらに日本人の瞳や髪の色である「黒」をブランド名としてます。
それら「黒」から受けたインスピレーションを元に、2010年に有限会社ブルースによって東京の渋谷でスタートしたブランドです。
コンセプトは「文化を着る」とし、歴史と伝統を受け継いだ日本各地の職人の技術と都会的なミニマルなデザインがKURO(クロ)の特徴です。
KURO(クロ)のアイテムの中でも特にメンズのジーンズの人気が高く、そのこだわりに妥協がありません。例えば、岡山デニム生地を岡山で裁断して、縫製はわざわざ宮城まで運んでします。
これはKURO(クロ)の哲学からよるもので、工場はどこにあるかで評価されるべきではなく、技や職人の技術、思いや情熱で評価されるべきという考えの元からです。職人へのリスペクトの為、ジーンズの内側のタグにデニム生地の供給元や加工工場を記載してます。
GRAPHITE(グラファイト)はKURO(クロ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は17,000円(税抜)です。
シルエットはかなり細めのストレートジーンズでワタリがかなり細いので、普段より1インチアップでも大丈夫です。前股上は浅く取り、後ろ股上はゆとりがでないよう絶妙なカッティングで構築したコンパクトな腰回りで、股下の長さを強調した脚が長く細く見えるよう設計されています。
ジーンズの生地は岡山県吉河織物社製の13ozのセルビッチデニム、縫製は宮城県気仙沼市の及川デニムの手仕事、洗い加工では岡山に戻し美東にて加工されてます。
細身のシルエットなので、テーラードジャケット等を合わせるの綺麗目なコーデの方におすすめです。
orSlow(オアスロウ)
orSlow(オアスロウ)は2005年よりデザイナーの中津一朗氏によってスタート。
コンセプトは、オリジナリティーのあるものを吟味し、スローにもの創りする。そしてじっくりと味わいながら着用してもらいたい。19~20世紀に誕生したワーク・ミリタリー系の衣類は、ファッションとして多くの人たちに着られていて、今もなおベーシックウェアとして支持され続けています。そういった永遠の定番服を中津一朗氏のフィルターを通して表現。手から生み出されるぬくもりを大切に、細部に至るまでこだわったクオリティーの高いもの創りをしています。
originalityの「or」と、slowの「Slow」に由来し、orSlow(オアスロウ)というブランド名です。
中津一朗氏は兵庫県西宮市に自社のアトリエを構えています。
幼い頃からデニムが好きで、服飾の専門学校に入学。学生時代に本縫いとオーバーロックの2台の家庭用ミシンを手に入れ、古着のデニムを解体して研究し、見よう見まねでジーンズ作りをしていました。
専門学校卒業後、岡山県児島市の国産デニムメーカーに就職。本格的にジーンズの作り方を学んだ後、orSlow(オアスロウ)を立ち上げ独立しました。
IVY FIT DENIM107 ONEWASHはorSlow(オアスロウ)の最も安いセルビッチジーンズで、価格は19,800円(税抜)です。
細身のすっきりとしたシルエットでコーディネートしやすい太さです。
オリジナルデニム生地は13.7ozでセルビッチデニムにワンウォッシュを施した馴染みやすい仕上がりになっていて、ネップ感のあります。
ローファーや、ベーシックスニーカー、ジャケットとのコーディネートに最適なので、綺麗めなスタイルやオフィスカジュアルにおすすめです。
WESTOVERALLS(ウエストオーバーオールズ)
WESTOVERALLS(ウエストオーバーオールズ)は2017年に大貫達正氏が手掛けるデニムアイテムをメインとしたブランドで、全てのアイテムはユニセックスです。
大貫達正氏はフリーランスとしてHELLY HANSEN(ヘリーハンセン)も企画ディレクションを手掛けてます。
スタイリッシュ – 高価格帯
こだわりがあり洗練られたブランドのグループ。
綺麗に纏めたい方や上級者におすすめのジーンズ。
ジーンズブランドの詳細は下記の通りです。
ANATOMICA(アナトミカ)
ANATOMICA(アナトミカ)は、ピエール・フルニエ氏が1994年にパリにセレクトショップをオープンし、そこのオリジナルブランドとしてスタートしました。
現在は日本の35SUMMERS代表の寺本欣児氏がデザインをし、ピエール氏がディレクションをしてます。
普遍的な上質な洋服づくりを行っており、縫製は信頼できる日本の工場で行われているので、技術的にも優れた洋服を作り続けています。
ANATOMICA(アナトミカ)の一番安いセルビッチジーンズは618 TAPEREDで、価格は高めの31,000円(税抜)です。
618 TAPEREDは黄金比(1:1.618)のように美しいシルエットを持つANATOMICA(アナトミカ)を代表するジーンズです。LEVI’S XXを再現し、深めに設定した股上で腰回りにゆとりを持たせ、緩やかなテーパードシルエットです。エレガントさの中にカジュアルな表情を持たせたテーパードシルエットは綺麗めフレンチカジュアルに合います。
BONCOURA(ボンクラ)
BONCOURA(ボンクラ)は古着キュレーターとしても活躍している森島久氏により2011年からスタートした大阪のブランドです。森島久氏はそごう・西武で約20年間勤務後にモデルを経てBONCOURA(ボンクラ)を立ち上げた経歴を持ちます。
画像:boncoura.jp
自身のブランドネームBONCOURA(ボンクラ)は、信念を貫き自分を押し通す愛すべき馬鹿人間になりたい、という想いから由来されています。森島久氏の持つヴィンテージのデットストック生地と、古着への膨大な知識と情熱を最大限に活かし、こだわりのアイテムを作り上げています。
大手セレクトショップをはじめ全国の高感度なショップが扱う、知る人ぞ知る人気ブランドです。
BONCOURA(ボンクラ)66が最安のセルビッチジーンズで、価格は30,000円(税抜)です。Levi’s(リーバイス)501の1966年モデルをBONCOURA(ボンクラ)の要素を取り入れた、BONCOURA(ボンクラ)の傑作で一番人気です。
ヴィンテージデニムを彷彿させますが、野暮ったさがなく、程よくテーパードされてた細すぎない綺麗なシルエットのジーンズです。色々な系統のコーデに。
RESOLUTE(リゾルト)
RESOLUTE(リゾルト)は、Denime(ドゥニーム)を創業者でもある林 芳亨氏がデザイナーを務めるブランドです。こだわっているのはメイド・イン・ジャパンで、生地は織布から染め、縫製、仕上げまで中国地方備後地区の職人が行っています。その手触りには、昔ながらの染色方法や旧式織機を採用し、熟練の技で生み出された毛羽立ちがあります。
RESOLUTE(リゾルト)は日本人の体型に合ったジーンズとしても有名で、サイズ展開の幅が広いです。ウエスト26インチ〜40インチまであり、レングス(丈の長さ)も短めから長めまであります。誰もがベストフィットのウエストとレングスを見つけることができます。林氏はベルトなしでの着用を勧めており、「ジャストフィットのジーンズにはベルトはいらない」と述べています。
画像:info.cinqessentiel.com
RESOLUTE(リゾルト)はインディゴのリジット(生デニム)またはワンウォッシュ(糊落とし済)だけの取り扱いで、ヴィンテージや色落ち加工をしないところにも強いこだわりを感じます。
RESOLUTE(リゾルト)の大きな特徴の一つが、4つのモデルしか出していないことです。理由は穿く人が何年経っても手に入る理想の定番にしたいから。ファンは同じモデルを何本も所有し、それぞれ違う色落ちに育てています。
RESOLUTE(リゾルト)の最安のセルビッチジーンズはRESOLUTE(リゾルト)712とRESOLUTE(リゾルト)713で、価格は23,100円(税込)です。
RESOLUTE(リゾルト)712
画像:resolute.jp
RESOLUTE(リゾルト)713
画像:resolute.jp
KATO`(カトー)
KATO`(カトー)は、長年世界のデザインシーンで活躍してきたデザイナーの加藤博氏が1999年に立ち上げた、デニムを中心とするブランドです。
ベーシックなデザインに、選び抜かれた素材を使用アイテムは、アメカジやアメトラ(アメリカントラディショナル)といった雰囲気です。
コンセプトは「TOOL PROJECT」で、形・生地・縫製・洗いのすべての要素が重り、着る人が着込んでいくことで完成する“5感で感じる服である”ということです。
P-02AOWは、1999年のKATO`(カトー)がスタート時より継続されているロングセラーデニムであり、KATO`(カトー)の一番安いセルビッチジーンズです。
このジーンズはポケットが特徴的で、バックポケットの左側はKATO`(カトー)オリジナルのポケット、右側はフラップポケット、さらにコインポケットはライターポケットサイズという変わり種。
生地はKATO`(カトー)オリジナルの赤耳(セルビッチ)付き13.5ozのデニム生地を使用し、シルエットは自然なテーパードです。
特徴的なコーディネートが好き、または他とは違うデザインを探している方におすすめです。
画像:kato-aaa.jp
【ジーンズの豆知識】
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