世界に知られるSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)
海外で人気の高いOSAKA5(大阪ファイブ) と呼ばれる大阪発の5つのジーンズブランドがあります。
- Denime(ドゥニーム)
- EVISU(エヴィスジーンズ)
- FULLCOUNT(フルカウント)
- WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)
- STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)
その中でも一番歴史が古いのがSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)です。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)はフランスで修業を積んでいたデザイナー田垣繁晴氏によって1979年に創業しました。田垣氏は大阪のアメリカ村に○△×(マルサンカクペケ)〜M’ARIJUAN(マリジュアン)〜というセレクトショップをオープンさせ、そしてオリジナルブランドとしてSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)を発足させました。ブランド名のSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)はフランス語で“職人工房”を意味してます。田垣氏は、生産効率が悪く姿を消しつつあった旧式の力織機を再稼働させ、1950年代のアメリカのジーンズのレプリカを完成させました。初のビンテージレプリカブランドとして、発足から40年以上にわたりコアなジーンズファンがついています。
本社は大阪ですが、工場はジーンズの生産地で有名な岡山県児島市にあります。腰のパッチは豚がデニムをひっぱるユニークなデザインで、後ろポケットのステッチは真ん中で小さな円を描いた波模様が特徴のデニムブランドです。現在は、ジーンズの洗い加工大手の株式会社晃立(岡山県倉敷市児島)のグループ会社となり藤川由典社長が率いています。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のジーンズのシルエットやモデル
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のジーンズは、定番として主に3つのシルエットに分けられます。
- レギュラーストレート
- タイトストレート
- スーパータイトストレート
コーディネートやシーンにあわせて、デニムを履き分けることができます。それではこの定番3つのシルエットを見ていきましょう。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)SD-101 15oz レギュラーストレート
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のジーンズのなかで最もベーシックなアイテムです。レギュラーストレートは全体的に太めのシルエットに深い股下で、無骨なアメカジな雰囲気のあるジーンズです。ゆったりとしたスタイルに合います。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)SD-103 15oz タイトストレート
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)の定番ジーンズで、1番人気のアイテムです。タイトストレートは、上記のレギュラーストレートより細身で、膝から裾に向けてゆるいテーパードになっているジーンズです。股上は浅すぎず深すぎない深さで、エンジニアブーツなどをインしないで履ける程度のシルエットのジーンズです。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)SD-107 15oz スーパータイトストレート
細身で浅い股下の、スーパータイトシルエットはSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)は新定番です。一般的な細身のジーンズであれば太ももまたは膝から裾にかけて細くありますが、STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のスーパータイトストレートはストレートと名の付く通り、太ももから裾にかけて幅はほぼ一定になっているのが特徴のジーンズです。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のパンツアイテム
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のパンツアイテムと言えば、やはりジーンズを真っ先に思い浮かべる方がほとんどですが、他の種類のSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のパンツもオススメです。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)チノパン
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)でジーンズ以外に人気なのはチノパンが挙げられます。オーソドックスなデザインのチノパンではありますが、防縮加工が施されているのが特徴です。加工よってパンツが縮みにくくできているため、いわゆる「シャリ感」が出やすくなっています。色はカーキとオリーブグリーンの二種類が展開されていますが、どちらも色合いがよく、コーデしやすいチノパンと言えます。
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)取り扱い店
STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)にはM’ARIJUAN(マリジュアン)という旗揚げ店があります。上記の通り、元々は大阪アメリカ村にありましたが、現在は東京の表参道と横浜の元町で営業しています。またSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)という名前の店舗が大阪の南堀江と東京の恵比寿店にあります。M’ARIJUAN(マリジュアン)とSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)合わせて4店舗の直営店では、STUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)をフルラインナップで取り扱ってます。その他、全国でSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)を取り扱っている店舗は130店舗以上あり、新宿のJUNKY SPECIALや上野のアメリカ屋、ジェネラルガーデン店でも取り扱われています。海外でも人気で、下記の14ヶ国地域の20店舗以上が取り扱っています。アメリカ、カナダ、メキシコ、中国、香港、台湾、韓国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、イギリス、ロシア
Studio D’Artisan(スタジオダルチザン)東京の直営店一覧
Studio D’Artisan(スタジオダルチザン)恵比寿店
東京都渋谷区恵比寿西1丁目16-3 吉房ビル1F
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M’ARIJUAN(マリジュアン)
東京都渋谷区神宮前6-13-1 原宿川名ビルB1
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M’ARIJUAN(マリジュアン)横浜店
神奈川県横浜市中区元町 4-161
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まとめ
海外で人気のOSAKA5(大阪ファイブ) の中でも早くから発足し、日本のジーンズ業界をリードし続けたSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)は、ジャパンデニムの草分け的存在と言えます。老舗だけあって販売されているジーンズは本格的なものが豊富に揃えられています。ジーンズを含むパンツアイテムのシルエットは、ストレート系が多くアメカジブランドらしいスタイルです。東京、横浜、大阪に直営店を4店舗あり、世界に向けても輸出されています。ジーンズマニアならSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)のジーンズを一本持っておいてもいいでしょう。
【ジーンズの豆知識】
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