2020年2月29日に120着限定のジーンズの予約が開始され、当日のうちに全て予約されました。
その限定ジーンズの名はジョン万デニム。
高知県土佐清水市のジョン万次郎資料館がリニューアルオープンした記念に作られたジーンズです。
画像:instagram.com
藤原裕氏
東京の古着店BerBerJin(ベルベルジン)のディレクターであり高知県出身の藤原裕氏が監修し、WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)がジーンズを製作しました。
ジョン万次郎とは。ジョン万デニムパンツとは。
日本人として初めてアメリカ本土に足を踏み入れたジョン万次郎こと中浜万次郎。
画像:ジョン万次郎
高知出身のジョン万次郎は、漁に出た際に遭難しアメリカの船に助けられましたが、日本は当時鎖国中だったので帰れず、そのままアメリカに渡りました。
後に西海岸で金鉱掘に従事し、日本帰国の際にデニム生地やミシンを持ち帰ったとされています。
そんなジョン万次郎がジーンズを作っていたらという空想の物語を創り、1870年代のジーンズを再現したのがジョン万デニムパンツです。
1870年代ジーンズを現代風に再現!ジョン万デニムパンツのディテール
ジョン万デニムパンツは1870年代のLevi’s(リーバイス)のディテールを追及しています。
当時のジーンズの特徴として、ボタンフライ、シンチバック、サスペンダーボタン、一つのバックポケット等があります。レプリカジーンズにたまに見られるウエストの調整ができるシンチバッグやボタンフライはジョン万デニムパンツでも採用。当時はベルトループはなく、サスペンダーボタンで吊ってジーンズを穿いていましたが、現代の機能性を考え後付けしたイメージでのベルトループが取り付けられてます。
バックポケットが一つだけなのは当時のジーンズと現代のジーンズとの大きな違いです。
しかし藤原氏は5ポケットの機能性は残したいと、左ポケットには1890年代に米陸軍が採用していたポケットの形を採用。履いてる時はバックポケットは一つにみえますが、実際には二つあるというディテールです。
シルエットは股上がやや深めで、腰回りに膨らみがありながら、裾にかけてはテーパードになっています。
デニム生地は12.5で、縫製は「一台のミシンで縫った」ような本縫いです。
ジョン万デニムパンツとセットアップ!ジョン万デニムジャケット
ジョン万デニムパンツと同時に、ジョン万デニムジャケットも限定120着で発売されました。
1880年代にアメリカで生まれたGジャンの元祖といわれる「プリーツブラウス」を参考に作られています。
ジョン万次郎がアメリカの新聞広告のイラストで見たデニムジャケットがジョン万デニムジャケットという架空の設定です。
WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)のジーンズが購入できるオンラインショップ
ジョン万デニム以外にもWAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)の人気デニムをご購入したい方はこちらのショップから。
まとめ
1870年代ジーンズを現代風に再現したジョン万デニムパンツ。
ジョン万デニムパンツとは、アメリカ渡ったジョン万次郎がジーンズを作っていたらという空想の物語をベースに作られた、120着限定のジーンズです。
BerBerJin(ベルベルジン)のディレクターの藤原裕氏がディレクション、WAREHOUSE & CO.(ウェアハウス)がジーンズを製作しました。
1870年代ジーンズを再現し、ベルトループやバックポケットは現代風にアップデートされてます。
ジョン万デニムパンツとセットアップで着られるジョン万デニムジャケット も120着限定で同時発売しました。
【ジーンズの豆知識】