この冬、ファイブポケットジーンズに合わせたいコーディネート
誰しもが1本は持っているであろう、ファイブポケットのジーンズ。1年を通して着用することが出来て、シーンを選ばずどんなスタイルにも合わせやすいのが特徴です。Tシャツ、パーカー、コートにダウン ベスト…挙げるときりがない程です。
どんな装いでもあってしまうが故に、コーディネートで差別化したい方も多いのではないのでしょうか?
今回は、フランス発の大人気ブランドANATOMICA(アナトミカ)とアメリカ発のダウン ベストと言えばのブランド、Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)から、この冬にジーンズと合わせたいオススメのコーディネートを紹介していきたいと思います。
ファイブポケットジーンズとは
ファイブポケットジーンズとは、5つのポケット(フロントに2つ、フロント右ポケットの上部に一つ、ヒップに2つ)があるジーンズを指してそのように呼ばれています。一般的なジーンズはほとんどがこれを指します。ジーンズで思いつく、Levi’s(リーバイス)やLee(リー)も古くからこのファイブポケットジーンズを作っていました。
これに対して、ミリタリーのカーゴパンツ等で見られる6つのポケットがあるパンツをシックスポケットパンツと呼びます。
ANATOMICA(アナトミカ)が提案するジーンズのオススメコーディネート
1994年世界的に有名なファッションエリアであるパリのマレ地区にANATOMICA(アナトミカ)はオープンしました。オーナーはピエール・フルニエ氏。現在70歳を過ぎてなお、自ら店頭に立ち接客もこなす、アパレル業界のレジェンドです。ピエール氏は、現代のセレクトショップの先駆けとも言える、GLOBE(グローブ)、HEMISPHERES(エミスフェール)を手掛けたカリスマバイヤーとして知られていました。多くのモノを見て触って仕入れて販売してきた氏が、多種多様な人体にフィットする服と靴に着眼したコンセプトショップとしてオープンしたのがANATOMICA(アナトミカ)です。現在ではフランスのパリに2店舗、日本は東京を中心に北海道から福岡までの6店舗の合計8店舗を構え、その普遍的なスタイルから根強いファンがいることで有名なブランドです。
ANATOMICA(アナトミカ)の618ORIGINAL
ANATOMICA(アナトミカ)で初めて作られたジーンズといえば618ORIGINAL。黄金比の様な美しいシルエットを持つジーンズとして、2007年の販売から、今も変わることなく続いているベストセラーアイテムです。こちらもファイブポケットタイプ。
画像:anatomica.jp
ANATOMICA(アナトミカ)の代表であるピエール・フルニエ氏のコーディネート。履きこまれたANATOMICA(アナトミカ)の618ORIGINALにデニム素材のカバーオールというアメリカンなコーディネートですが、靴や帽子との雰囲気と色使いで上品な着こなしに見えます。
画像:anatomica.jp
ANATOMICA(アナトミカ)618ORIGINALのコーディネート。ラグランコート等にも相性が良いです。
画像:anatomica.jp
ANATOMICA(アナトミカ)618LEANのコーディネート。履きこまれ色落ちしているジーンズでもコーディネート次第でここまで上品に合わせる事ができます。
女性向け大ヒットジーンズ、ANATOMICA(アナトミカ)の618マリリンを合わせたコーディネート。
ANATOMICA(アナトミカ)の前身であるGLOBE(グローブ)が提案していた、ジーンズのコーディネート。
ANATOMICA(アナトミカ)の前身であり、ピエール氏が1975年に始めた伝説的なセレクトショップがGLOBE(グローブ)。フランスのパリにお店を構えながらも、アメリカ製のジーンズや、ミリタリーアイテム、様々な国の名品を取り扱っていたセレクトショップの先駆けとも言えるお店です。THE NORTH FACE(ノースフェイス)、SEBAGO(セバゴ)やRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のダウン ベストも置いているお店でした。その後GLOBE(グローブ)から店名を変え、1979年にHEMISPHERES(エミスフェール)をオープンします。HEMISPHERES(エミスフェール)は日本にも出店するなど、当時のファッションシーンを牽引しますが、共同経営者の逝去により閉店してしまいます。そして、その翌年の1994年にANATOMICA(アナトミカ)をオープンさせる事になりました。
画像:anatomica.jp
女性が着ているのは、Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のダウン ベスト。ジーンズは60年代のラングラー、足元にはSEBAGO(セバゴ)のモカシンを合わせています。
画像:anatomica.jp
こちらもRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のマウンテンパーカーを合わせてます。ジーンズはLevi’s(リーバイス)501、足元にはSEBAGO(セバゴ)のモカシンを合わせています。
GLOBE(グローブ)は40年以上前のフランスで、Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)以外にもこれだけアメリカものを展開していた事がすごいですよね。当時は携帯電話もインターネットもない時代ですので、自分の足で探し回らなければ仕入れることも難しい品々であった事が予想されます。
Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)とジーンズのコーディネート
Rocky Mountain Featherbedは1960年代にアメリカ・ワイオミング州の北西部のJackson hole(ジャクソンホール)という場所で誕生しました。創業者のCUB SCHAFFER(カブ・シェーファー)氏は、アメリカでとても有名なアウトドアスキルのスペシャリストを輩出する学校を卒業し、趣味であった山登りと、乗馬をミックスさせて、アウトドア環境でも着こなしができるダウン ベストを作りました。それが、Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)です。1960年代に生まれ、1980年代には消滅してしまい、ヴィンテージ市場でしか買う事が出来ませんでしたが、2005年の復刻を機に、そのデザイン性の高さと、実用性から一気に現代のファッション市場へと流通、そして定着していきました。現在では様々なブランドのコラボレーションでも話題になり、海を越えて海外のセレクトショップにも多数取り扱いがあります。
Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)で特に有名なのが、レザーとナイロンの組み合わせが特徴的なダウン ベスト。首元にボアがついたCHRISTY VEST(クリスティー ベスト)というダウン ベストのモデルはジーンズとの相性がとても良く、カラーバリエーションも豊富なので、冬のダークトーンになりがちなコーディネートに明るさをプラスしてくれます。
Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のCHRISTY VEST(クリスティー ベスト)
こちらはボアなしのRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のDOWN VEST(ダウン ベスト)。首回りがすっきりしているので、マフラー等でさらにコーディネートに変化を付けることが出来ます。
ANATOMICA(アナトミカ)とRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のコラボレーションダウン ベストとジーンズのコーディネート。
2020年の秋冬で発売されている、ANATOMICA(アナトミカ)とRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のコラボレーションのダウン ベスト。GLOBE(グローブ)時代にRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)のダウン ベストを取り扱っていた事から、このコラボレーションは見逃せないと思います。
Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)×ANATOMICA(アナトミカ)ダウン ベスト
画像:anatomica.jp
ダウン ベストのカラーもANATOMICA(アナトミカ)らしく落ち着いた配色。
Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)×ANATOMICA(アナトミカ)マウンテンパーカー
画像:anatomica.jp
クラシックなマウンテンパーカーもあります。ジーンズとの相性も良いです。
まとめ
今回はジーンズに合う冬のコーディネートとして、ANATOMICA(アナトミカ)、Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)の二つをご紹介させて頂きました。ANATOMICA(アナトミカ)ではコート等と合わせる事で上品な着こなしの提案、Rocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)では定番のダウン ベストとの組み合わせでのアメリカブランドらしい提案となっておりました。これからの季節のコーディネートの参考にして頂ければ幸いです。
東京都内のANATOMICA(アナトミカ)取り扱い店一覧
ANATOMICA TOKYO NIHONBASHI(アナトミカ東京 日本橋)
東京都中央区東日本橋2丁目27-19
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ANATOMICA TOKYO AOYAMA(アナトミカ東京 青山)
東京都港区南青山3丁目14-26
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東京都内のRocky Mountain Featherbed(ロッキーマウンテンフェザーベッド)取り扱い店一覧
A’r22724 Yanagibashi(アール 柳橋)
東京都中央区東日本橋2丁目27-24
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